iwaroroのブログ

Twitterアカウント @Iwa23kashiwa

ネルシーニョの続投は逆に正解かもって話

柏レイソルはここまで仲間隼斗、神谷優太の退団が発表され、クリスティアーノにも長崎移籍の噂が出てきた。瀧川社長は30周年記念への挨拶で厳しい経営状況と経営のスリム化について述べており、柏にとっては苦しいオフになる可能性が高い。攻撃陣についてはガラッと刷新されそうな気配である。

 

ここまで難しい状況だとむしろネルシーニョ続投も間違いではないように思えてくる。ネルシーニョのサッカーはハッキリ言って面白くないし、今後への可能性も感じない。明確なビジョンや魅力的なサッカーが出来ないと有力選手を連れてくるのも難しくなる。ネルシーニョで強くなろうという考えなら勘弁して貰いたいのが本音である。

だが仮にネルシーニョを切ったとしても攻撃陣の入れ換え(流出)が避けられないならどうだろうか。ガッタガタの状態で新しい挑戦を試みるのは失敗のリスクも大きい。そして経営が厳しい状態でJ2に降格した場合、2018年や2010年のようにスンナリと昇格とは行かないだろう。フロントも今はリターンよりリスクヘッジを重要視しているように思う。

 

ネルシーニョはリアリストだ。理想は理想と割り切り、手堅く勝つことを好むタイプである。たとえ停滞のように見えても監督としての勝負強さに賭け、来季を地固めのシーズンにするのならネルシーニョはある意味適任ではある。

今オフはDF陣の慰留により注力し、経営状況の改善を図る。そして地に足がついてから新たな挑戦に打って出る、フロントはこのような展望なのかもしれない。

 

これでDF陣にも主力流出があるとさすがにヤバくなるが、ここまで古賀太陽や高橋祐治、上島拓巳や大南拓磨等、来季の主軸候補達にこれといった情報はない。彼らが残ればネルシーニョのやり方を知っているため、守備の安定性はある程度期待できる。

 

もちろん違約金がネックとなって解任出来ないって可能性もある。だが違約金を払って現有戦力の更なる流出を招くのだけは避ける必要がある。憶測にはなってしまうが、現状を少しでも前向きに考えるお手伝いになったら幸いです。