iwaroroのブログ

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京都戦展望

柏レイソル

・前節の神戸戦では細谷のゴールを守り切り1-0で勝利。

・リーグ戦は3連勝中、いずれの試合も1-0と無失点。

京都サンガ

・前節のG大阪戦は終了間際のPKを大前が決めドロー。

G大阪戦にて退場となった金子は今節出場停止。

・前節は荻原やPウタカ、川崎といった主要なメンバーがベンチ外

・新戦力のアラン・カリウスがチームに合流

 

柏は後半防戦一方になりながらも掴み取った勝ち点3、一方の京都は厳しい台所事情、退場の中もぎ取った勝ち点1。互いに思うような試合には出来なかったが底力を見せた。

柏はリーグ前半戦のホームでの京都戦は0-2で敗戦、内容も完敗と言っていいものだった。

コロナ陽性によりやり繰りが厳しいのは依然として京都の方だろう。8/3に6人、8/4に3人の陽性判定が出たと発表されている。とは言え柏も8/3にトップチーム関係者3人の陽性判定が出ているためお互いに影響は出ているのだが。

 

神戸戦展望

柏レイソル

・細谷、大南がE1を戦った日本代表に帯同

・中長期的な離脱をしている選手はおらず、長期離脱していたドウグラスも練習には復帰している模様

・新戦力として鳥栖からGK守田達弥が加入

・現在リーグ戦は2連勝中。鳥栖戦、札幌戦と共に1-0のウノゼロ勝利。

 

勝ったメンバーはあまり入れ替えないので基本は札幌戦のメンバーが起用されると予想。細谷、大南は水曜日の韓国戦には出場していないためコンディションは問題ないだろう。GKは札幌戦で好セーブを披露したこと、連携面を考慮し佐々木を起用すると思われ。

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ヴィッセル神戸

・7月に吉田監督が就任してからはリーグ戦4試合で3勝1分。無敗を継続。

天皇杯で柏と対戦、2-1で勝利

・日本代表に帯同していた橋本はウエスカへ移籍

・夏の新戦力としてDF飯野七聖、FWムゴジャ、MF小林祐希が加入。飯野とムゴジャは既に神戸デビュー済。

・菊池流帆、ボージャンが長期離脱、武藤嘉紀は怪我で代表辞退

・家庭の事情で一時帰国しているイニエスタは柏戦までの帰国が間に合わず

 

鹿島戦で出場していたメンバーではイニエスタ、橋本、菊池が出場不可能。武藤の怪我については発表されてないが代表辞退しているので柏戦は回避する可能性もある。

それぞれの代役には中坂、大崎、佐々木、大迫を起用してくると予想。小林祐希は合流してまだ間もないので出てくるとしてもベンチからか。

 

 

 

神戸は中断前の鹿島戦で連勝がストップしたがそれでも監督交代後は公式戦4戦無敗。一方の柏もリーグ戦では2連勝中、双方チーム状況は悪くない。

6/18のリーグ戦では柏が3-1で勝利したものの7/13の天皇杯ではターンオーバーを敢行した神戸に敗戦している。ただリーグ戦のメンバーをそのまま起用したことで疲労が溜まっていた天皇杯の時とは違い今回は中断明け、体力的なハンデは無し。

神戸は菊池の負傷離脱の影響がどこまで出てくるか。武藤の状態も不明である。逆に柏はこの中断期間での怪我人の公表は無し。

代表戦の無料視聴法整備が批判されてるワケ

先日日本サッカー協会会長の田嶋氏が代表戦について無料で視聴できる法整備を国に求める方針を明かしました。

 

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOKC289XC0Y2A320C2000000/

 

しかしこの対応には多くのサッカーファンから批判が寄せられています。もしかしたら「サッカーが無料で観れるならいいことじゃないの?」と思う人もいるかもしれないので、なぜ批判を受けてるか説明したいと思います。

 

まず、アジア最終予選の放映権を販売しているのはAFC(アジアサッカー連盟)という組織です。これまではテレビ朝日等が放映権料を支払いテレビ放送などをしていたのですが、今回のアジア最終予選の放映権料は高額で、テレビ朝日等が払える額ではありませんでした。このままでは日本代表の試合が観れないという危機に、高額な放映権料を支払ったのがDAZNです。ホーム戦は大人の交渉でテレビで見れるようになりましたが、アウェイ戦に関してはDAZNの独占配信に決まりました。これが2021年8月のことです。

 

時間は飛んでアウェイのオーストラリア戦の直前、田嶋氏はDAZNにテレビ放送を依頼したようです。しかしDAZNからすれば高額な投資をして1番の利益が出るタイミングでの相乗りを許容できるわけありません。せめて交渉するならDAZNが放映権を獲得した時点で交渉するべきでしょう。

 

営利企業であるDAZNが独占配信に拘るのは当然です。テレビ放送を認めたらDAZNにお金を払っているユーザーに対して公平性を欠きますし、独占配信だからこそ新規のユーザー獲得に繋がるわけです。

国内のサッカーファンもDAZNが巨額の放映権料を払っているのを知っているのでDAZNを支持する声が多くありました。

 

ここまでが背景の説明だったのですが、これで独占放送禁止法案が批判されてる理由もなんとなくわかってきたでしょうか。

 

独占配信を禁止したところで最大の原因であるAFCの放映権料高騰をなんとかしない限りは問題の解決になりませんし、高額な放映権料を支払い日本のサッカーファンに代表戦が観られる環境を用意してくれたDAZNに対して田嶋会長の発表はあまりにもリスペクトが無いように感じます。既にJリーグの放送を始め、日本のサッカーファンにとってDAZNは無くてはならない存在です。しかしDAZNは海外の企業であるため、日本からの撤退をされると大きなダメージが来てしまいます。

このような背景があって田嶋会長の法整備訴えの発表が批判されてるのです。

 

【まとめ】

批判の理由は以下の3点。

①そもそもの理由はAFCの高額な放映権料

②行動するタイミングの遅さ

DAZNが離れていくことへの危惧

 

 

マッチプレビュー: J1第4節

vsアビスパ福岡

3/12 16:00~ @ホーム

 

スタートからいきなり続いた中3日ペースの試合から1週間空き、コンディションを整えてリーグ戦を迎えられる。

 

柏は前節、鹿島アントラーズとアウェイで対戦。0-1で敗れた。鹿島のロングボール戦法と中盤ダイアモンド型のプレスに思うようなボールの奪い方、ポゼッションが出来ず苦しめられた。それでも前半を0-0で折り返し、後半開始直後には中村慶太を起点にペースを掴みかけたものの鹿島のゴールをこじ開けることが出来ず。後半20分に荒木遼太郎にゴールを許してしまう。ネルシーニョは後半30分には4バックへ移行するが、単調なロングボールに終始しむしろゴールを遠のく展開に。結局このままタイムアップ。

 

この敗戦で得た課題は3つ。

①相手がロングボール主体で来たときの対応

②左からのボール前進

③4バック移行時の崩し

とは言え現状の5-3-2のシステム自体は決して悪いものではない。全体の強度を高く保ちながら素早く攻撃に移っていくスタイルで2勝しており、鹿島戦も勝てるチャンスはあったのだ。要はセカンドプランを作り、それをピッチで実行できるかである。

 

次の相手はアビスパ福岡だ。福岡もどちらかといえば相手に合わせて戦い方を調整し、センターラインの強度をベースに闘ってくるチームである。つまり鹿島と同様、柏が嫌がる戦い方を仕掛けてくる可能性が高い。福岡にも前線でキープできるCFが揃っており、彼らにシンプルにボールを入れてくるやり方もしてくるだろう。CBの高橋祐治らが跳ね返すのはもちろん、こぼれたボールを素早く回収できるか、インサイドハーフの山田やサヴィオらでボールを繋いでいくことが出来るかが勝負の分かれ目になるだろう。

 

【予想フォーメーション】

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負けたとはいえ内容面ではそれほど悪いものではなかったことを踏まえると鹿島戦と同じようなメンバーで臨むのではと思われる。

 

キープレイヤー: 椎橋慧也

中盤でのボール奪取や相手のロングボールからのセカンドボール回収など、守備の面で前節からの反省は多くなると思うが、アンカーの椎橋は攻守両面で忙しくなる時間が増えるだろう。

マッチプレビュー:ルヴァン杯 GL第2節

3/2(水) 19:00~ @ホーム

vsコンサドーレ札幌

 

【前試合の振り返り】

柏は横浜F・マリノスに3-1で勝利。

前半5分と早い時間帯に先制を許したものの、前線からのプレッシャーから横浜のミスを誘い前半24分に細谷が同点ゴール。その後も縦に早い攻撃からチャンスを作っていく。

流れが変わったのは前半35分。ドウグラスを倒した横浜DF畠中が2枚目のイエローで退場。柏は前節の湘南戦に続き前半で数的優位に立つ。その後は主に数的優位な中盤で引っ掛けて攻め込むシーンが多くなる。そして後半15分、細谷が相手GK高丘のキックをカット、こぼれ球をドウグラスが押し込み逆転に成功。

後半40分には裏へのボールに反応した細谷を横浜DF岩田が倒してしまう。DOGSOの要件を満たしていたため岩田は一発退場。後半47分に途中出場の小屋松が勝負を決める3点目。ホーム開幕戦で大きな勝ち点3を掴んだ。

 

今日はピッチの状態が悪く、柏はウォーミングアップ時に大南、試合中に中村、サヴィオの3人が負傷というアクシデントに見舞われた。それでも交代出場となった川口、戸嶋が安定したパフォーマンスを披露。芝の状態を改善させておく反省は必要だが、代わりに入った選手が好パフォーマンスを見せたことはポジティブに捉えたい。

 

【札幌戦に向けて】

中2日のゲームということを踏まえれば札幌戦も京都戦同様にターンオーバーを敷いてくるだろう。京都と異なり札幌は3-4-2-1式のパスサッカーがスタイルだ。

札幌も原則ボールを握りたいチームである。柏としては従来通り相手の攻撃を受けながらカウンターを狙っていく展開になるだろう。前節からの反省を活かすなら立ち上がりか。京都戦では立ち上がりに失点を喫し、その後も相手への対応に遅れてしまっていた。柏がボールを握って相手を崩すことを不得手としているのはバレているため、先制を許してブロックを敷かれると難しくなる。スタートから集中力を持って試合に臨みたい。


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キープレイヤー:大谷秀和

札幌の攻撃を受け流すには相手に食らいつく守備とスペースを埋める守備を上手く使い分ける必要がある。その舵取り役には戦術視野の広い大谷が最適だ。バランスを取りながら札幌の隙を狙いたい。

マッチプレビュー:J1.第2節

2/27(日) 15:00~ @ホーム

vs 横浜F・マリノス

 

ホーム開幕戦。相手は優勝候補の横浜F・マリノス。厳しいのはわかってるので。

 

柏は水曜日のルヴァン杯京都戦を1-1の引き分けに終えた。ターンオーバーを敷きつつ、高卒ルーキーの真家英嵩に得点が生まれたことはポジティブに捉えたい。(ごめんルヴァンは観れないからあまり書けない)

 

対戦相手のマリノスACLに出場する関係で水曜日に川崎と対戦。なんと川崎に4-2の逆転勝利を収めている。前田大然が抜けたもののアンデルソンロペスなどを補強、前線のクオリティはJ1トップクラスだ。

 

お互いのスタイルを考えてもマリノスが攻める時間の方が絶対長い。キムスンギュを中心にチーム全体で集中力の高い守備が必要になるだろう。しかし攻撃と守備は表裏一体、マリノスの攻撃的スタイルの背後には広大なスペースがある。

柏レイソルの得意なパターンはカウンター、マリノス戦はむしろやることがハッキリする上に自分達のスタイルを出しやすい。

また、マリノスはここまで2試合で4失点を喫するなど守りの面でつけいる隙はある。セットプレーも有効活用したい。

 

懸念材料としては湘南戦で負傷交代したドウグラスの状態か。前線での高さやパワーはドウグラスにしか出せないもの。ネルシーニョ監督は湘南戦後のインタビューにて軽度のものと発表していたが…。


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注目選手:細谷真大

湘南戦では得点こそ生まれなかったが裏抜けで大岩を退場に追いやり、柏の勝利に大きな貢献を果たした。今節も前線からのチェイスや裏抜け、そしてゴールで勝利に貢献してほしい。

またルヴァン杯で後輩の真家がゴールを決めた。先輩として自分もきめてほしいところだ。

 

マッチプレビュー:ルヴァン杯 GL1節

2/23 (水) 14:00~ @アウェイ

対戦相手:京都サンガF.C.

 

リーグ戦がスタートして息つく間もなく中3日でルヴァン杯もスタートする。昨年はルヴァン杯もGL敗退となったが今年は爪痕を残したい。

 

柏は2/19の湘南戦にて2-0で勝利を飾った。前半に湘南の大岩が退場し、転がってきた数的有利な状況を確実にモノにした。数的優位の時間が長かったこともあり、評価は難しいが“勝利”によって得られる自信はある。

湘南戦での収穫は山田雄士だろう。今年でプロ4年目のMFが上々のプレーを披露、守備の強度と狭いエリアでの攻撃のクオリティはJ1でも通用するレベルに成長していた。

 

中3日で迎える試合なだけにターンオーバーを行うのがベターだが、昨シーズンのルヴァン杯横浜FC戦ではリーグ戦のメンバーをそのまま起用してきた。今年も同じ選択を取ってくる可能性は全然ある。

京都は土曜日の開幕戦で浦和と対戦。ピーターウタカのゴールで1-0で勝利を収めている。曺貴裁監督が植え付けた球際の強さとアグレッシブなプレーをベースとするチームだ。ある程度は湘南との試合経験も活かせるはずだ。しっかりとブロックを敷いて相手にやりにくさを意識させつつ、鋭いカウンターを突き刺したい。また、ターンオーバーを敷くならニューフェイスの台頭にも期待したい。

余談だが今の柏には京都の関係者が多い。染谷悠太高橋祐治小屋松知哉などが京都への在籍経験がある。

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キープレイヤー:森海渡

ここまでの2試合ではベンチ入りも出来ていないがCFとしてのポテンシャルに疑いの余地は無い。ドウグラスの負傷交代を考えると先発入りの可能性は充分ある。というか怪我とかじゃないなら使ってほしい。京都がメンバー入れ換えてくるならマッチアップするのは本田(173cm)や井上(180cm)になるだろう。高さでも主導権を狙っていきたい。