マッチプレビュー:ちばぎんカップ
日時:2/11 13:00~
相手:ジェフ千葉
2022シーズンのスタートを告げる伝統のプレシーズンマッチ。今季のチームを占い、1週間後のリーグ戦に向けてチームの状態を向上させる目的もある。
今季の柏ははっきり言って“期待されていない”。他サポや外野からの評価は補強も今一つ、順位予想でも降格候補に入れる人間の方が多いだろう。圧倒的に低い下馬評を覆すためにも結果と内容が求められる。
柏はオフの移籍期間で攻撃陣をガラッと一新。逆に千葉は主力の流出を最小限に抑えた。「積み重ね」という意味ではやや千葉に分があるか。
柏も千葉もインテンシティ(球際や走力)の強さとトランジション(攻守の切り替え)をベースに手堅いサッカーを得意とするチームである。しかし柏は2021シーズン終盤で4-4-2を基本とした保持の改善にも取り組んでいた。おそらくだが試合の序盤は柏がボールを握り、千葉がカウンターを狙う形になるのではと思われる。
試合のポイントは攻撃陣が入れ替わった柏が決定機を作り、仕留めることが出来るかだ。4-4-2を採用した場合、3-4-2-1を用いる千葉とミスマッチが出てくる。攻撃時はいいが守備において対応が1歩で遅れてしまうため、勝負は点を決められるか否かに掛かってくる。
◎試合のキーマン(柏レイソル)
今オフの補強の目玉。“決めきる力”を備えたストライカーであり、正直この選手の出来次第で柏の(少なくとも序盤の)シーズンの調子が決まると言ってもいい。これだけ選手が入れ替わったので攻撃の擦り合わせにはある程度時間が必要と考えるべきだ。個の力で点を取れるドウグラスのエンジンが掛からないと勝つのは難しいだろう。